マクロファン垂涎!?マクロから大物まで網羅する沖永良部島のダイビング

水中で遠くが見えすぎるくらいの透明度、サンゴの生育もよくたくさんの魚がいるのにも関わらずダイバーがほとんどいないプライベートな海。こんな素敵な海があったらな…ダイビングをしている誰しもが思うことでしょう。結論から言うとあります!更にそれが国内にあるというのに驚きませんか。私も驚いた人間の一人です。

ダイビングをこれから始めようと思っている方、ライセンスを取ったもののどこで潜ればいいか悩んでいる方、ダイバーの少ない海でゆっくりダイビングをしたい方…。このページに辿り着いたみなさんだけに、本当は秘密にしておきたい沖永良部の海とその魅力のすべてを在住兼ダイバーの筆者が詳しくご紹介していきたいと思います!

沖永良部島の海ってどんなところ?

沖永良部の海は他の離島と同じくリーフを越えると一気に20m台の深さになり、深さがあるので干潮時は潮の流れが速くなる場所があるのが特徴です。

島を挟んで北と南の海では潮の流れの関係で見られる魚も異なります。また、プランクトンや空気を含んだ泡などが集まる栄養素が豊富な潮目(干潮の調節が沿岸部で起こっている場合や夏場の海水の寒暖差など成り立ちは様々)もよく観察できることから、豊富な種類の生態系を観察するには沖永良部の海はうってつけであることがお分かり頂けると思います。

海の透明度とその理由、他の島との比較

海水の汚染の原因である生活排水や工場排水などが人口が少ないことに比例して少ないことや、島全体が海に囲まれているため水の入れ替わりが常にされていることが水質や透明度に直結しているため、離島の海は一般的にきれいな海と評されます。

その中でも沖永良部の海はとにかく透明度がピカイチ!他の離島ではサンゴや熱帯の魚が鮮やかでも川の水の流れ込みでどうしても海水が濁ってしまうのですが、沖永良部は隆起珊瑚礁から成り立ち日本有数の鍾乳洞の名所とされ、暗川と呼ばれる地下を流れる川が多く地表の川が少ないため海へ流入する川の水の濁りも比例して少なく、常に20~40mの抜群な透明度を維持しています。美しい海であるにも関わらず他の離島に比べダイバーが少ないため他のダイバーによる砂の巻き上げなども少なく、遠くまでクリアに見えることがダイバー目線での感想です。

環境省の水質判定でも沖永良部の海が最高評価であるAAを獲得していることからも本当の意味できれいな海ということがお分かりいただけるかと思います。

ダイバーが少ないとプライベートな海が楽しめるわね!

 

沖永良部島の海で見られる主な生物

春夏に見られる生物

イソマグロ(トルネードが見られる可能性が高いのは5月くらい)・ロウニンアジ・コブシメ・サンゴの産卵(夜)・ウミガメの産卵(夜)・ウミウシなど

ロウニンアジ
ロウニンアジ(GT)

↓カラフルなウミウシたち

ウミウシ

ウミウシウミウシウミウシウミウシウミウシ

ウミウシ

 

秋冬に見られる生物

クジラ・ギンガメアジ(トルネードは年によって観察可能)・ホワイトチップ・ハンマーシャーク・マダラトビエイなど

イソマグロトルネード
イソマグロトルネード
 

1年を通して見られる生物

モンツキカエルウオ・クマノミ(カクレ・ハマ・セジロ・ハナビラを含む)・ヨスジフエダイ・アケボノハゼ・ハタタテハゼ・ニシキフウライウオ・ウメイロモドキ・チョウチョウウオ・ピグミーシーホース・ウミガメ・マンタ(運が良ければ出会えるそう)・イルカ(こちらも運が良ければ出会えるそう)など

ミナミハコフグ
ミナミハコフグ
ミナミハコフグ幼魚
ミナミハコフグ幼魚
イソギンチャクガニ
イソギンチャクガニ
オトヒメエビ
オトヒメエビ
 

沖永良部島でしか見られない特別な生物

沖永良部において2020年に国内で初めて観察されたタツノオトシゴ2種が挙げられます。(今までは東南アジアでのみ観察されていました)

❝ユリタツノコ❞と❝カクレタツノコ❞です。いずれも沖永良部のダイビングショップ、GTダイバーズのスタッフの方が名付け親です。体長はどちらも2cmほどの小さな種類で、ピグミーシーホースと呼ばれる仲間に含まれます。

ユリタツノコ
ユリタツノコ
カクレタツノコ
カクレタツノコ

 

 

タツノオトシゴとは全く関係ありませんが筆者はマンボウと思しきヒレをホエールスイムのボート移動中に見たことがあります…。

 

ホエールウォッチングとホエールスイム

沖永良部では1月(12月)~3月(4月)の間、クジラを見ることが出来ます。クジラの種類はザトウクジラで、標準的な個体の体長は11m~14mで、体重は約30トン。この大きさでもクジラの中では中型というのは驚きです。

島の人に話を聞くと「信号待ちの間ふと海に目をやった瞬間にクジラが飛んだことが何度もある」と証言があるくらいたくさんのクジラが島の周りを泳いでいます。

TVの番組でも❝大物が来る小学校❞として紹介をされたこともあり、他の島と異なり冬場もクジラ目当ての観光客が集まります。

陸から見るだけではなく船の上からクジラに近付いて観察するのが❝ホエールウォッチング❞、見るだけではなくタイミングを見計らってインストラクターの指示の下一緒に泳ぐのが❝ホエールスイム❞です。

もちろん自然の生き物なので100%見られるわけでも泳げるわけでもありません。しかし間近でクジラを見ると言葉では表現しきれない感動が待っています。筆者も実際に船から何度もクジラを目撃していますが、その度神秘的な姿に心を打たれます。

 

ザトウクジラ
ザトウクジラ
ザトウクジラ尾ひれ
ザトウクジラ尾ひれ
 

上の写真はGoproによるものなので少し遠くに感じますが実際はすぐ近くに現れています。

 

沖永良部島のダイビングショップ比較

ここでは沖永良部のすべてのダイビングショップの料金体制や設備、ライセンス取得の可否などを一挙公開!

実際にダイビングを行う際には健康状態が良好であること、過去の病歴より心配な事項がある場合はショップへの申告と医師との相談を必ず行うこと、飛行機の搭乗前ではないことを前提とし、インストラクターの指示に従い安全に楽しんで下さいね。

記載された内容については各ショップのHPで確認できたものを掲載していますが、変更されている可能性や海況や天候などによって予定が変更になる場合もありますのでご予約の際はご自身で確認して頂くと確実です。

※ライセンス取得の可否の項目では初めてダイビングのライセンスを取得する方向けのOW(オープンウォーター)のみのご紹介となります。(スクーバダイバーの案内はありません)

※価格は全て税込みで掲載しています。

 

和泊町のダイビングショップ

 

GTダイバーズ

ライセンス取得の可否:可 ¥70,000

指導団体:PADI

体験ダイビング料金:

1ビーチダイビング ¥12,000(冬季はこちらのコースのみ)

1ビーチ・1ボート(合計2ダイブ) ¥16,000

体験ダイビングの参加条件は12歳以上60歳未満の健康な方。(未成年者は保護者の同意書が必要)

ファンダイビング料金:

1ボートダイビング ¥7,700

2ボートダイビング ¥14,300

3ボートダイビング ¥19,800

レンタルの有無:有

送迎の有無:有

昼食について:別料金にてお弁当の注文をしてくれます。コンビニでの購入も可。

ショップの設備:温水シャワー室×2・トイレ付シャワー室×1・洗い場干場完備・Wi-Fi有

シャワー室にはシャンプー、リンスなど有。

駐車場の有無:有

船の設備:定員10名。フィンを履いたままでも上りやすい自作ラダー・冬季は波と風よけ有・純酸素&AED完備

冬季ホエールウォッチングやホエールスイムの開催:ホエールウォッチングのみ開催

¥5,500(12歳未満の参加は不可)

ファンダイビングのボート移動中にクジラを発見した場合は参加者の同意のもと無料でホエールウォッチングが可能!

ショップの特徴:こちらのショップでは1名のインストラクターにつき4名の少人数制でガイドをしてくれます。

沖永良部のプライベートな海を楽しむのに少人数制を取っているショップは安心感もあり嬉しいですよね。国内初確認のピグミーシーホースの名付け親もここのショップの方なのでマクロにかなり強いことがわかります。可愛いウミウシやピグミーシーホースなどを見たいあなたにおススメです。

 

知名町のダイビングショップ

 

シードリーム

ライセンス取得の可否:可 ¥72,300

指導団体:PADI

体験ダイビング料金:

1ビーチダイビング ¥12,600

1ビーチ・1ボート(合計2ダイブ) ¥17,600

体験ダイビングの参加条件は8歳以上の健康な方。(未成年者は保護者の同意書または同伴が必要)

ファンダイビング料金:

1ボートダイビング ¥7,700

2ボートダイビング ¥14,300

3ボートダイビング ¥19,800

1ビーチダイビング ¥8,600

2ビーチダイビング ¥12,600

(基本的にはボートダイビングのみ開催)

レンタルの有無:有

送迎の有無:有

昼食について:別料金にてお弁当の注文をしてくれます。

ショップの設備:男女別温水シャワー室×6(各3室ずつ)・トイレ×2・洗い場干場完備

シャンプー等有。コーヒーや紅茶のサービス有。

駐車場の有無:有

船の設備:定員15名。屋根・風よけ有・エキジット後に浴びるお湯のサービス有・酸素吸入器&AED完備

ラダーを上る際船の縁を超える必要性がない船の作りや独自開発の安全停止用ガイドライン完備で初心者の方でも安心してダイビングを楽しめる工夫が詰まっています。

冬季ホエールウォッチングやホエールスイムの開催:開催無し

クレジットカードの利用可否:可

ショップの特徴:こちらのショップではフローダイビングという珍しいダイビングサービスの提供をしています。

スタッフはフローダイビング専用ライトで照らし、ゲストはフィルターを用いていつもとは別世界の海を見るというもので、簡単に言うと蛍光発光するサンゴや魚たちを観察するダイビングです。普段のダイビングでは味わえない感動を得ることが可能です。

※日中のファンダイビングとナイトダイビング両方でオプションとして付けることが可能です。(※ナイトダイビングは別途参加条件有)

 

ダイブタイム

ライセンス取得の可否:可 ¥70,000

指導団体:HPに記載なし

体験ダイビング料金:1ビーチ・1ボート(合計2ダイブ) ¥16,000

体験ダイビングの参加条件は10歳以上の健康な方。

ファンダイビング料金:

1ボートダイビング ¥5,000

2ボートダイビング ¥10,000

3ボートダイビング ¥15,000

レンタルの有無:有

送迎の有無:有

昼食について:HPに記載なし

ショップの設備:更衣室付シャワー室×2・トイレ×1

シャワー室にはシャンプー・リンス・ボディソープ有。

駐車場の有無:有

船の設備:定員12名。一部屋根有。(酸素吸入器・AEDに関しての記載なし要確認)

冬季ホエールウォッチングやホエールスイムの開催:開催無し

クレジットカードの利用可否:可

ショップの特徴:こちらのショップでは1~4名で利用可能な貸切プランというものが用意されています。

船だけではなくお店とスタッフの貸切が可能で、貸切った船でダイビングや釣りをしたり、宿の手配や飲食店の予約をスタッフに全てお任せしたり、島内のどこへでも観光に連れて行ってくれるのだそう。

飛行機のチケットを取る以外のことは可能な限りなんでもやってくれるというプラン、特別な日に、何も考えたくない時に、利用してみてはいかが?

 

むがむがダイビング

ライセンス取得の可否:可 ¥55,000

指導団体:Stars

体験ダイビング料金:1ビーチダイビング ¥15,000

体験ダイビングの参加条件は10歳以上の健康な方。

ファンダイビング料金:

1ボートダイビング ¥5,000

2ボートダイビング ¥10,000

3ボートダイビング ¥15,000

1ビーチダイビング ¥8,000

2ビーチダイビング ¥11,000

レンタルの有無:有

送迎の有無:有

昼食について:ショップ付近のコンビニで各自購入。

ショップの設備:シャワー室×2・トイレ×1・洗い場干場完備

ドリンクサービス有。

駐車場の有無:有

船の設備:HPに記載なし

冬季ホエールウォッチングやホエールスイムの開催:ホエールスイムのみ開催

¥15,000

ホエールスイムの参加条件はOWを取得しているか、ホエールスイムに必要なスキンダイビングのスキルのある方。

クレジットカードの利用可否:可

ショップの特徴:こちらのショップではとことんマクロダイビングプランやナイトダイビングでキラキラ光る浮遊期幼魚に出会うプランなど、マニアにはたまらないダイビングプランが予め用意されています。リクエストに応えてくれるショップは数多くあれど、わかりやすいプランを立ててくれるショップはなかなかないもの。季節に合ったプランニングをしてくれているので行かれる際はHPをチェックしてみて下さいね。

 

ナイトダイビングができるショップ

GTダイバーズ:ナイトビーチ(最少催行人員2名)¥5,500

シードリーム:ナイトビーチ ¥11,500

       ナイトボート ¥14,500(基本的にはビーチ開催のみ)

ナイトボートは沖泊港が使用可能かつスペシャリティ保持者かナイトダイビング経験をログにて証明できる方のみ参加可能。

むがむがダイビング:ナイトビーチ ¥11,000

 

ナイトダイビングで見られる生物

ナイトダイビングでは薄い膜を張って眠っている魚、夜行性のエビやカニなどの甲殻類とイカやタコなどの軟体動物の活発な様子、5~6月ではサンゴの産卵など普段のダイビングでは見ることのできない生物の様子を観察することができます。

水中から水面を通して見る月の光も不思議な気持ちにさせてくれますよ。

ライトの光のみで探索していくためちょっと怖いなと感じるかもしれませんが、慣れてくると隠れていて普段は出てこないような生物を見ることができるので、水族館でも見られないとっておきの海が見てみたい方は是非チャレンジしてみて下さいね。

 

沖永良部島のダイビングをおススメする理由

様々な離島でダイビングをしてきた筆者ですが、沖永良部の海のすごいところは一定に保たれた透明度!

台風などのイレギュラーな出来事がなければいつ行っても美しい海を楽しむことができるのが魅力です。

他の離島では残念なことにダイバーが水中銃などを使い魚に恐怖心を植え付けてしまい、魚たちがダイバーから逃げたり、住処をポイントから移してしまったりするケースもあるのが現実。沖永良部ではそういったダイバーがいないので魚たちも興味津々でダイバーの様子を伺いに来ます。

ウミガメの遭遇率もトップレベルでこちらに向かって泳いできてくれることもあります。可愛い海の生き物たちに是非会いに来てくださいね。

ウミガメ

 

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